食品 栄養成分一覧

    栄養成分名     分類                  栄養成分 詳細
ビタミンA 脂溶性ビタミン 夜間の視力の維持を助けるとともに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB1 水溶性ビタミン 炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB2 水溶性ビタミン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB3(ナイアシン) 水溶性ビタミン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB5(パントテン酸) 水溶性ビタミン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB6 水溶性ビタミン たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB7(ビオチン) 水溶性ビタミン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB9(葉酸) 水溶性ビタミン 赤血球の形成を助ける栄養素です。
ビタミンB12 水溶性ビタミン 赤血球の形成を助ける栄養素です。
ビタミンC 水溶性ビタミン 皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
ビタミンD 脂溶性ビタミン 腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
ビタミンE 脂溶性ビタミン 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンF ビタミン様物質 必須脂肪酸 血中のコレステロール値を下げる役割。血圧、血糖値の低下させる作用。
ビタミンK 脂溶性ビタミン 正常な血液凝固能を維持する栄養素です。
ビタミンP ビタミン様物質 ビタミンCを安定させる働き。毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善効果など。
イノシトール ビタミン様物質 肝臓に余分な脂肪が蓄積することを防ぐ働き。
亜鉛 ミネラル 味覚を正常に保つとともに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
硫黄 ミネラル 皮膚・爪・毛髪の成分であり、ビタミンB群とともに代謝に働く。
塩素 ミネラル 塩酸として胃液中に含まれ、血液の酸度及び、浸透圧の維持の働き。
カリウム ミネラル 正常な血圧を保つのに必要な栄養素です
カルシウム ミネラル 骨や歯の形成に必要な栄養素です。
ケイ素 ミネラル コラーゲン再生を助け、結合組織の強化などの働き。皮膚や毛髪などを健康に保ち、骨の生育にも欠かせない。
セレン ミネラル 抗酸化作用がある。甲状腺ホルモンの活性化の働き。男性の生殖器にも存在し、機能低下の防止の働き。
チタン ミネラル ミネラル
ミネラル 赤血球を作るのに必要な栄養素です。
ミネラル 赤血球の形成を助けるとともに、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
ナトリウム ミネラル 神経や筋肉細胞の活動等に関与し、血漿など細胞外液の浸透圧が一定に保たれるよう調節する働き。
ホウ素 ミネラル カルシウム、マグネシウムとともに働き骨をつくる。ビタミンDを活性化する働き。
マグネシウム ミネラル 骨や歯の形成に必要な栄養素です。多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
マンガン ミネラル 骨や肝臓の酵素作用を活性化する働き。骨の生成促進や、コレステロールの合成、エネルギーづくりに働く。
モリブデン ミネラル 炭水化物・脂質の代謝を促進する働き。
ヨウ素 ミネラル 甲状腺ホルモンの成分であり、発育促進や基礎代謝を盛んにする働き。
リン ミネラル 骨・歯などの硬組織をつくる。リン脂質・核酸の成分である。ビタミンB1などと結合し補酵素となり、糖質代謝を促進する働き。
タンパク質 --- 約20種のアミノ酸が結合したもので、臓器、筋肉、皮膚、毛髪、酵素、ホルモン、免疫タンパク質などの組織の構成成分であり、血液の浸透圧の維持や、エネルギー源ともなる。からだづくりの全てにタンパク質は不可欠です。
イソロイシン 必須アミノ酸 BCAA(分岐鎖アミノ酸) 筋肉の成長・維持とともに、血管拡張や、肝機能の向上、神経機能補助の働き。
スレオニン 必須アミノ酸 成長を促進し、肝臓への脂肪蓄積を防ぐ働き。
トリプトファン 必須アミノ酸 精神安定、睡眠、鎮痛などに効果があるセロトニンをつくり出す。
バリン 必須アミノ酸 BCAA(分岐鎖アミノ酸) 筋肉の成長・維持とともに、血液中の窒素バランス調整に関与。
ヒスチジン 必須アミノ酸 成長を促進する働き。ヘモグロビンに多く含まれ、白血球の産生に関与。
フェニルアラニン 必須アミノ酸 アドレナリンを生成し、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの物質の働きにより、血圧の上昇や、精神の高揚、抗うつの作用など。
メチオニン 必須アミノ酸 ヒスタミンの血中濃度を下げ、アレルギーの発生を抑制する。肝機能を高めることにより、老廃物の排出作用や代謝促進、また抗うつ剤として即効性がある。
リジン 必須アミノ酸 体の組織を修復したり、成長に関与。ブドウ糖代謝の促進や、タンパク質、カルシウム吸収の促進などの働きがある。また、ウィルス感染を予防・改善するなど、免疫機能を高める働き。
ロイシン 必須アミノ酸 BCAA(分岐鎖アミノ酸) タンパク質の生成・分解を調整することにより、筋肉の成長・維持に働く。肝機能を高める働き。
アスパラギン 非必須アミノ酸 新陳代謝促進、持久力向上、疲労回復効果。
アスパラギン酸 非必須アミノ酸 エネルギー源として利用されやすく、新陳代謝促進、持久力の向上効果や、乳酸の分解を促進する働き。利尿作用のほか、興奮性の神経伝達物質としても働く。
アラニン 非必須アミノ酸 糖質代謝に働き、エネルギーとしても利用されます。脂肪の燃焼を促進する働き。
アルギニン 準必須アミノ酸 成長期の幼児には必須アミノ酸です。筋肉強化や、免疫力向上などの働き。
グリシン 非必須アミノ酸 コラーゲンを構成する主要なアミノ酸であり、肌を保湿し健康に保つほか、抗酸化作用や不眠改善効果があります。
グルタミン 非必須アミノ酸 筋肉の合成に関与。胃や腸の粘膜を保護するほか、消化吸収を助ける働き。
グルタミン酸 非必須アミノ酸 うま味物質の一つ。神経伝達物質としても働き、脳を活性化させるほか、利尿作用などの働き。
システイン 非必須アミノ酸 メラニン色素の生成を抑制する働き。皮膚、毛髪、爪を健康に保ち、抗酸化作用もある。
セリン 非必須アミノ酸 肌の保湿や健康に大きく関与。神経機能を補助し、脳の働きを支えるほか、不眠を改善する効果も。
チロシン 非必須アミノ酸 メラニン色素を生成するほか、アドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質や甲状腺ホルモンの原料。抗うつ作用やストレスを緩和する働き。
プロリン 非必須アミノ酸 コラーゲンを構成する成分の一つ。コラーゲンの構造を安定させ、合成を促進し、修復するほか、脂肪燃焼を促進する働き。
脂質 --- 高エネルギー源で、脂溶性のビタミンの吸収を良くする働きがあります。神経組織やホルモンの合成材料にもなり、水分バランスの保持や、体温の維持などの働き。貯蔵脂肪となり、エネルギー摂取が不足したときに利用される。
コレステロール 脂質 細胞膜の生成に関与している、脂質の一種です。ビタミンDの合成や、ステロイドホルモン、胆汁酸の原料にもなっています。多量摂取は、動脈硬化や脂質異常症を引き起こす原因ともなります。
中鎖脂肪酸 脂質 飽和脂肪酸のひとつです。エネルギーとして肝臓で素早く分解し、余分なエネルギーを蓄えないため、最も脂肪になりにくい脂肪酸だといえます。
ラウリン酸 脂質 飽和脂肪酸のひとつで、母乳にも含まれている成分です。免疫力を高める効果や、抗菌、抗炎症などの作用があります。
トランス脂肪酸 脂質 食品中に含まれる天然のものと、加工・精製(水素添加)の工程でできるものがあり、トランス型の二重結合を持つ多くの種類の不飽和脂肪酸を、総じてトランス脂肪酸といいます。このトランス脂肪酸を多く摂取していると、血液中の悪玉コレステロールが増加し、善玉コレステロールが減少すると言われています。
炭水化物 --- 糖質(主にブドウ糖)はエネルギー源として速やかに利用され、脂質やアミノ酸の合成材料ともなります。肝臓や筋肉に蓄えられ、必要に応じてエネルギーとなり、持続的に利用できる。
糖質 --- 即効性の高いエネルギー源です。グリコーゲンとして肝臓や筋肉中に貯蔵され、持続的に利用ができます。特に脳や神経系では、糖質(ブドウ糖)が主なエネルギー源であり、また、脂質やアミノ酸の合成材料ともなります。
アミラーゼ 酵素 デンプンの分解を促進する酵素。消化不良解消、食欲増進の働き。
カタラーゼ 酵素 過酸化水素を酸素と水素に分解する反応を触媒する酵素。抗酸化作用があります。
トランスフェラーゼ 酵素 ある化合物の原子団を他の化合物へ転移する反応を触媒する酵素。
ペクターゼ 酵素 メチルエステル基を加水分解してメタノールとペクチン酸を生成する反応を触媒する酵素。
ホスファターゼ 酵素 リン酸エステル結合の加水分解反応を触媒する酵素。
食物繊維 食物繊維 整腸作用や、糖代謝や脂質代謝の改善作用などの働き。
水溶性食物繊維 食物繊維 水に溶け、ゲル化する食物繊維であり、糖質の吸収を緩やかにし、急激な血糖値の上昇を抑える働きや、血中のコレステロール、腸内の有害物質等の吸収を妨げ、体外へ排泄させるなど、腸内の環境を整え、改善する作用があります。
食塩相当量 --- 食塩はナトリウムと塩素からできており、ナトリウムは神経や筋肉細胞の活動に関与し、細胞外液の浸透圧が一定に保たれるように調節する役割です。一方、塩素は塩酸として胃液中に含まれており、血液の酸度や浸透圧維持の役割をします。 食事摂取基準での成人の食塩相当量の目標量は男性8g未満、女性7g未満です。

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