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実は、凄い!マカダミアナッツ!

マカダミアナッツの原産地はオーストラリアです。

1857年にオーストラリア東海岸の亜熱帯森で発見されてから、今ではさまざまな化粧品に配合されています。

マカダミアナッツオイルは、固くて丸い殻に覆われたマカダミアナッツの白い実から採取されます。

一番の特徴は、何と言っても浸透性の高さ!

マカダミアナッツオイルは、単独でも肌の内部まで浸透します。また、化粧品に配合することで、他の美容成分の浸透性も助けます。そのため、アースライン・シーラインの多くの商品に配合されています。

浸透性が高い秘密は?

その秘密は、マカダミアナッツオイルに配合されている、パルミトレイン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸にあります。これらの成分は、人間の皮脂の成分に近いため、お肌に乗せるとすぐに馴染みます。また、皮脂の成分に近いため、お肌に優しく働きます。

ちなみに・・・
人の肌の潤いを与える成分である皮脂の41%がオレイン酸です。
そして、25%がワックスエステル、16%が皮脂酸、12%がスクワレン、その他が5%となっています。
そのため、オレイン酸が豊富に配合されている商品は、皮脂の成分に近いため肌馴染みが良い!ってな訳です。

《マカダミアナッツオイルに含まれる主な脂肪酸組成》
・オレイン酸:約55%
・パルミトレイン酸:約20%
・パルミチン酸:約8%
・リノール酸:約3%
・ステアリン酸:約3%

●オレイン酸とは?
オレイン酸は、マカダミアナッツの他にも、オリーブ油、キャノーラ油などにも多く含まれる不飽和脂肪酸です。
オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくいため、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防・改善する働きがあると言われています。
その他にも、胃酸の分泌をコントロールする働きや、便をやわらかくして便秘を防ぐ効果なども知られています。

●パルミトレイン酸とは?
パルミトレイン酸は、不飽和脂肪酸の1種です。
パルミトレイン酸は、加齢と共に減少していくためアンチエイジングに高い効果のある美容オイルとしても知られています。

●パルミチン酸とは?
パルミチン酸は、オレイン酸、パルミトレイン酸とは異なる、飽和脂肪酸の1種で、パーム油 、蜜蝋(ミツロウ)などに多く含まれ 皮膚や髪を洗浄し清潔にする働きがあります。
また、化粧品の配合成分をみているとよくパルミチン酸アスコルビルやパルミチンレチノールなどを目にすることがあると思います。
●パルミチン酸アスコルビルは、パルミチン酸にビタミンCを混ぜたものになります。
ビタミンCは、そもそも水溶性のため、肌への浸透性が悪いという欠点がありました。そこで、脂溶性のパルミチン酸を混ぜ合わることにより、皮脂に溶けやすくなっています。

●パルミチンレチノールは、パルミチン酸にビタミンAを混ぜたものになります。
ビタミンAは、もともと脂溶性などですが、パルミチン酸と混ぜ合わせることにより、安定性が増します。また、レチノール単独に比べ肌への刺激性も少なくなります。
是非、これをきっかけにオーガニックコスメやナチュラルコスメに興味をもって頂けると嬉しいです。


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