オーガニック認証の必要性とは?

「BDIH」

2000年、世界の19のメーカーが集まって、新しい自然化粧品のガイドラインがつくられました。
このアドバイザーを務めたのがBDIHです。BDIHとは、「ドイツ化粧品医薬品商工業企業連盟」の略です。オーガニックコスメブームにより、ここ数年で、オーガニックコスメ、ナチュラルコスメを謳う化粧品メーカーが増えたため、一定のルールを決めて明白に分かりやすく本物のオーガニックであるという証明をしようというのが 、このガイドラインの始まりです。

〈基準のいくつかをご紹介します〉
●入手が可能な限り、有機栽培または野生群生の植物から抽出した原料を使用すること。
●野生群生の植物を採取する場合は、生態系の影響を与えないようにすること。
●また、人間に毒性が無いかの確認を厳重に行うこと。
●製造において動物実験は行わないこと。
●乳化剤や界面活性剤は、植物脂肪、ワックス、ラノリン、プロテインなど植物由来の原料に物理的加工を加えた方法で採取すること。
●合成色素や合成香料、シリコン、パラフィン、その他石油製品、エトキシ化物質は使用しないこと。
●天然の防腐効果のある原料を用い、製品の腐敗を防ぐこと。
●第三世界とはフェアトレードすること。
●放射線などによる防腐加工はおこなわないこと。
●正しい表示と情報崩壊に徹すること。
●原料が微生物分解可能はこと。
●リサイクル可能で環境にやさしい容器を使用すること。
●ナチュラルコスメティックメーカーとして環境保護のための取り組みを実施すること。

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「ECOCERT(エコサート)」

1991年に農学者の団体によってフランスで設立された、国際有機認定機関。
有機栽培業者と加工業者を対象としています。フランス・トゥールーズを中心に活動を行っており、認証を行っている国は50カ国以上、認証件数は35,000件以上とも言われています。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれている認知度の高いオーガニック認定です。
検査員は農業と食品科学分野のエキスパートが行っており、また、一度認定を取得しても、認定を継続するためには一年に一度の年次査察を受ける必要があり、 取得してもなお毎年、認定審査を行わなければなりません。世界でもトップレベルの厳しさと知名度を誇っているオーガニック認定機関です。

〈基準のいくつかをご紹介します〉
●製品の95%が自然原料であること
●そのうちの植物原料の95%以上がオーガニック認証原料の基準を満たすこと
●地球環境を守るため、環境汚染の可能性のある成分を使わないこと
●主原料が有機認証を受けたものであること
●水を含めた成分の10%以上が認証原料であること
●原料、原料の原料に遺伝子操作物質、放射線照射物質、禁止された化学物質が入っていないこと
●製造が環境に悪影響を与えないこと、容器のリサイクル性が高いこと

「demeter(デメター)」

2001年に発足したオーストラリアのオーガニック認定機関。
ドイツのオーガニック農産物&食品の連盟。1924年ベルリンにて発足。1954年、デメター協会を設立し、 デメターマーク管理体制が整いました。シュタイナーが提唱しているバイオダイナミック農法を推奨しており、どの認証制度よりもより厳しい基準と言われています。バイオダイナミック農法をしていることが最低条件で、その農法こそ大変厳しい基準となっています。

バイオダイナミック農法とは・・・
オーストリアの哲学博士「ルドルフ・シュタイナー」が提唱した農法。 作物本来がもつ「生命力」を重視した有機農法です。
畑の土壌に関して一切の化学肥料や化学薬品(除草剤など)の使用を禁止し、 最低3年間の有機農法を続けていること、太陽や月、惑星や星座の運行のリズムに調和して、種まきや施肥、収穫という農作業を行うこと などが求められます。 この方法により、本来の生命力を持った強い植物が育ちます。

〈基準のいくつかをご紹介します〉
●バイオダイナミック有機農法によるデメター認証原料を最低でも水を含む全量のうち90%以上に使用する
●アルコール、キサンタンガム、レシチンなどの乳化材他の化学原料の使用不可
●バイオダイナミック有機栽培農法を規定通りに実施していること
●化学香料は使用不可

「Eco Control (エココントロール)」

2008年にドイツで発足したオーガニックコスメ認証団体。
既存のオーガニック認証団体BDIHよりも、より厳格なガイドラインをつくろう意図で始まりました。他の認証ガイドラインと比較しての特徴は、効果試験が行われている製品に認証が与えられるという点です。

〈基準のいくつかをご紹介します〉
●原料は、植物由来、可能な限り有機や野生のものから得る。
●持続可能な原料の採取方法と生産。
●アレルギー試験を行う。
●肌への効果・適合性を外部試験機関で確認をする。
●動物実験を行わない。動物からの原料は使用しない。
●界面活性剤、乳化剤などの使用基準を設定。
●企業として環境保護のために活動を行う。

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「ICEA(イチェア)」

イタリアで発足したオーガニック認証機関
イタリアでもっとも有名な認証団体です。石油由来原料、遺伝子組み換えの原料やコラーゲンや牛脂などの動物由来成分の使用を禁止しています。また動物実験も禁止しています。

〈基準のいくつかをご紹介します〉
●天然由来成分95%以上。
●石油由来成分や合成着色料、合成染料を使用しない。
●合成シリコンや合成誘導体を使用しない。
●動物由来原料を使用しない。
●遺伝子組み換えの原料を使用しない。

是非、これをきっかけにオーガニックコスメやナチュラルコスメに興味をもって頂けると嬉しいです。


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